今日から始まるこのシリーズでは、食品添加物について解説していきます。
今日は各論に入る前に、なぜここで食品添加物について解説するのかお話しして、毎日の食の安全への意識を高めるきっかけになっていただければと思っています。
食品添加物は基本的には石油でできた脂溶性の毒物で、長期間の摂取による発がんリスクや胃腸の障害、ひどい場合には神経毒として身体に作用し、難病を引き起こす原因とまで言われるようになりました。
しかし、これは実際のところ少し、偏りすぎている考え方とも言えます。なぜなら、人間の身体には、毒物を解毒する機能が常備されていて、あなたの身体が現在健康的であれば、食品添加物を完全に避けるほどのことはしなくてもいいかと思います。
しかしその中でも特に危険なものや、知らず知らずに摂取し続けているもの、放っておいたらリスクが日に日に増すばかりなものが存在しているのも事実です。
そして何と言っても、こういった毒物は、身体を無条件に腸内を酸化させ、腸内環境を著しく低下させます。その結果自律神経の乱れ(交感神経過剰)を生じさせ、腰痛や肩こり、頭痛などの症状を引き起こします。
このシリーズでは、食品添加物の有害性だけでなく、必要性も知っていただくことで、あなたが主体的に食を選んでいく手助けになればと思います。
現在、日本の食品添加物の認可数は1500種類(香料や食品を使ったものも含む)以上となり、これは世界で最も多いとの指摘があります。
しかも、日本では認可されていない食品添加物や遺伝子組み換え商品が、海外からの輸入の場合許可されていたり、海外でも認可されていない食品添加物が日本に輸出すれば許可されるという、にわかに信じ難い事も起きてしまっています。
これは日本人特有の「綺麗なものが健康」という綺麗好き思考と、「海外のものへの憧れ」の結果とも言えるのかもしれませんが、確かに食中毒などの急性症状もほとんどなく、海外製品であっても綺麗なフルーツが食べられます。
しかし、その有害性は、現時点で「検証が浅い」ということは紛れも無い事実で、現状ではあなたがどう考え、どうこれから選んでいくかに尽きると思います。
今日からこのシリーズで正しい食の選び方をマスターしてください。短期的にお身体の変化、痛み・不調の改善はわかりにくいかもしれませんが、長期的にご自身の健康、家族の健康を守れるように、実践的に紹介していきます!
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