このサイトは、自律神経の乱れ(自律神経が失調している状態)があるあなたが、その自律神経の乱れを食や生活、セルフヒーリングによって、自宅で改善できるようになることを目標としています。
では、当院が考える、その「自律神経失調症状」とは、一体どんなものなのでしょうか?
なぜこんなことを最初に紹介しようと思ったかというと、自律神経失調症と腰痛の関係性がわからない人が多いように感じたからです。
なのでまず当院が考える自律神経症状(このサイトで解決できる健康障害)がなんなのか解説して、そしてその症状と腰痛の関係性を詳しくお話しします。
具体的には次の症状が、自律神経症状(一般的な症状)と言われています。
- 疲れやすい
- めまい
- ふらつき
- のぼせ
- 冷え
- 便秘
- 下痢
- 生理不順
- 耳鳴り
- 動悸
- 口や喉の不快感
- 頻尿
- 残尿感
- 発汗(多汗)
- イライラ
- 不安
- 不眠
- 記憶力の低下
- 集中力の低下
- 感情の起伏が激しくなる
これら20項目の症状が一般的に言われている自律神経失調症により起きる症状なのではないかと思います。
自律神経とは?
自律神経とは、内臓や血管、意識や思考などの生命維持に直接関わり、その名の通り自律して働きます。(自律とは他からの支配や助力を受けず、自分の行動を自分の立てた規律に従って正しく規制することを言います。この場合でいう自分の規律とは、内臓自身の規律になり、私たちの考えとは無関係です)
例えば、胃を自分の考えで早く動かしたりすることはできませんよね。また、自分の指示がないと胃が動かないのであれば、食事の時にとても大変です。こういったことにならないように、意思とは関係なく働く機能として「自律神経」が存在します。
これとは逆に運動神経は、自分の意思(考え)である程度働かせる事ができます。これはある意味、運動神経というのは人間の生命維持において、自律神経ほど重要ではないことを意味します。
自律神経が乱れるとは?
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経があり、上述した通りそれぞれの規律に基づき「自律」しています。
交感神経は主に活動時やストレスのかかる時、興奮状態を作るために働きます。副交感神経はその逆で、リラックスしている時や休んでいる時、身体を癒すために働きます。
両者はシーソーのようにバランスを取りながら、場面場面でそれぞれの特徴を発揮するために、どちらかが優位に働くような仕組みになっています。
例えばスポーツの試合の時は、交感神経を優位にさせ、興奮状態を作って戦います。お風呂に入っている時は身体を癒すために副交感神経を働かせリラックスさせます。
この2つはどちらかが強く働くとどちらかが抑制され、必要な効果を強めるという特性があります。とはいえ、どちらかが働くともう片方は全く働かないということではありません。本当に良い理想の状態というのは、どちらの機能も両方とも十分に発揮でき、その状況に応じてその都度どちらかが優位に働くことを意味します。
この機能において問題になりやすいのは、どちらかが一時的に優位になっても、その状態をずっと続けるのは難しいということです。
よくあるケースで言うと、交感神経優位が続いた後にその反動で副交感神経に切り替わった時です。例えば交感神経がいつも以上に過敏になってしまうと、その後も反動で副交感神経が強く働きます。
副交感神経が強く働けば、リラックスする反面やる気や気力を失い、倦怠感や場合によっては痛みなどの症状も生じます。
交感神経が優位になり症状が出ていると思われがちですが、実際はこのように交感神経過敏の反動により副交感神経が強く出て、自己治癒力が亢進されて身体が治ろうとした時に痛みや症状を作っているといえます。
つまり、この「自律神経のシーソー」を理解していないと、あなたの症状の原因が本当はどこにあるのか、具体的に掴むとはできません。
ほとんどのケースでは、交感神経優位になるような問題が発生して、その反動で副交感神経が過敏になり、症状を発生していると考えていいと思います。
その交感神経を過剰に働かせている問題について、当サイトの各プランでは紹介していきます。Coachingプランでは交感神経過敏にさせるものを「入れない」方法を、Partnerプランでは自律神経を「自力で整える方法」を紹介していきます。
ちなみに最も危険なのは、交感神経と副交感神経がどちらも働かなくなっている状況です。完全に生命力を失い、自己治癒力が発揮できなくなっています。
交感神経と副交感神経は、免疫機能において両者とも重要な役割を果たします。その両方の機能を同時に高めながら、しっかりとこのシーソーのバランスを取れるようにしましょう。

【詳細】なぜ自律神経失調症で腰痛になるのか
では当院で考える腰痛などの「身体の痛み」が、なぜこれらの自律神経失調症の結果起きるのでしょうか?
その理由は以下のことが考えられます。
先程上記した自律神経症状の20項目は全て、「内臓」「脳(神経)」そして「思考」の症状です。なぜなら、自律神経が司るものは、この「内臓」「脳(神経)」「思考」だからです。(筋肉に関しては運動神経がコントロールしています)
自律神経によって働く臓器に起きるこれらの症状は、自律神経を乱すあらゆることに対して敏感に現れます。そして一番問題なのは、もしこれらの症状が出た場合、身体はそれら(自律神経に支配されている内臓、脳(神経)、思考(メンタル))を優先的に治そうとします。
なぜなら「内臓」「脳(神経)」「思考」というのは、人間が生きていく上で自動的に動いていないといけない(例えば「胃を早く動かそう」と考えてもできませんよね)、重要機関だからです。
もし仮に「10.動悸」が出るほどの心臓の状態を身体が放置して、腰痛など表面に現れている症状を優先的に治そうとしてしまえば、心臓の病によって死んでしまうかもしれない。そんなことにならないように身体は心臓に症状を作り、そっちを優先的に治します。
血液の割合
この結果何が起きるのかというと、当サイトで繰り返し解説している「血液の総量と割合」の話です。
血液の総量というのは、決まっています。体重60kgの人で約5L(1kgにつき約80mL)になります。その決められた血液量の中で、例えば胃に問題が起きるとどうなるでしょう。
本来ならこの5Lの血液は、脳に約20%、心臓を含めた内臓に約55%、骨格筋(筋肉)に約20%くらいで配分されています(その時点でも筋骨格系に割り当てられる血液量は面積に対して少ない!)が、内臓の不調や脳の不調があると、当然そちらの方が優先順位が高いので、そっちの割合が上がります。つまり、筋骨格系の血液量が減ってしまうということです。
こうなってしまうと、先ほどの「1疲れやすい」というのは、そもそも内臓や脳の症状によって引き起こされたものということで説明がつきます。血液量(赤血球などの疲労に関係している酸素運搬に関わるものも含めた)の割合が少なくなるということは、疲れやすくなりますからね。

例えば、あなたが転倒して打撲したとします。その時は優先順位は打撲部位が高くなります。なので、打撲した部位は赤く腫れます。これは優先順位が上がり、その部位に血液が集まってきた証拠です。
切り傷などでも、膿(損傷部の感染予防のために集まった白血球の死骸)やかさぶたを作りながら治りますよね。これも全て、感染予防のために損傷部位の優先順位が上がったために起こる反応と言えます。
しかも、出血がある場合は出血量を抑えるために血管を収縮させ、一時的に血流を阻害しているというから驚きです。その中でも血小板や赤血球だけを集めて血栓を作り傷口をふさぎます。つまり、出血は抑えながら傷口をふさぐものだけを集めるということです。
その他にも、腐ったものを食べると、すぐにお腹が痛くなりますよね。これも内臓の優先順位を上げることで内臓機能を亢進させた結果、下痢や嘔吐で外に出そうとした結果です。
脊柱への負荷
そしてもう1つ重要なのは、人間の身体の中で「首」と「腰」は、力学的に一番虚弱になっているということす。なぜかというと、人間は唯一二足歩行で歩ける動物で、その立位での歩行は重力負荷を背骨に直に受けるような状況になっているからです。
そのため、人間は特有な背骨の形状(S字状のカーブ、首と腰は前にカーブしている)を作ることで、重力負荷による背骨への負荷を逃がすことができるようになりました。しかし、この「首と腰の前カーブ」というのは、背骨1個1個の形状を見た際に、どうしても虚弱になってしまうのです。

脊椎(背骨1つの呼び方)というのは、前側に「椎体」があり、しっかり支えられるように強い構造となっています。しかし、後ろは「椎弓」という関節部分になるので、身体を支えるのにはあまり強くありません。したがってその周囲は靭帯組織や筋肉(脊柱起立筋や多裂筋群など)で、補いながら支えています。
背骨が前にカーブするということは、支えやすい前側(椎体)は解放され、支えにくい後ろ側(椎弓)に負担がかかるということです。このことから、腰痛だけでなく高齢になると脊柱管狭窄症などの問題を引き起こす方も多く見られます。(脊柱管は椎体の真後ろを走行しています(画像では省略しています))

何が言いたいかというと、2足歩行である以上、腰や首などの前カーブの部分に関しては、疲労や血流障害、その他のあらゆる影響によって歪みが強くなり、負荷を受けやすい構図になっているということです。
なぜ自律神経症状が腰痛に繋がるのか?
以上の2つ「血液の割合」「脊柱への負荷」をまとめると、「自律神経症状と腰痛の関係」について、どういうことが言えるのでしょうか?答えは簡単です。
【Aパターン】
- 自律神経の乱れ
- 内臓機能(脳機能も)の低下
- 優先順位の低い骨格筋への血流減少(骨格筋内への栄養、酸素の欠乏)
- 力学的に弱い腰や首(肩)への症状
という構図が考えられます。そしてこの考え方は、こうとも考えられます。
【Bパターン】
- 内臓機能(脳機能も)の低下
- 自律神経の乱れ
- 優先順位の低い骨格筋への血流減少(骨格筋内への栄養、酸素の欠乏)
- 力学的に弱い腰や首(肩)への症状
1と2が逆になっていますよね。なぜなら、1と2はほぼ同時に起こるからです。特に内臓は、迷走神経(=副交感神経)の働きよって動くので、内臓機能→自律神経と考えてほぼ間違いありません。
しかし、反対に自律神経→内臓機能かと言われたら、少し違います。なぜなら、自律神経はもっと様々な影響を受けて、機能低下する恐れがあるからです。
上がAパターンで、下がBパターンだとしたら、Aパターンは自律神経を乱している何かを考えることから始まりますが、Bパターンなら内臓機能を落としているものを考えれば答えが出るかもしれません。
このサイトの目的としては、BasicプランとCoachingプランの中で、この「Bパターン」について解説していきます。
そして、Partnerプランでは、「Bパターン」はもちろん、それに加えて「Aパターン」についても一緒に導き出していきます。内臓機能(脳機能)低下だけでない、自律神経上のあらゆる問題点を一緒に導き出します。
具体的には、
【Bパターン】
内臓機能を低下させるもの
- 食品添加物
- 農薬
- 酸化した油・トランス脂肪酸
- 遺伝子組み換え食品
- 砂糖
これらについて詳しく解説して、
それを改善するための情報
- 食事法
- 食の知識
これらで解決策を解説します。
食以外の影響で内臓機能低下(自律神経機能低下)が起きている場合は、
食以外の影響
- 有害化学物質
- 水
- 空気
- 重金属
- 放射性物質
- 電磁波
などがあり、
それを改善する要素
- 自然療法
- 電磁波フリー
- ナチュラルクリーニング
などで解決策をじっくり解説していきます。
そして、Aパターンについては、
【Aパターン】
- 陰陽五行思想
- チャクラ
- 神智学
- タッチフォーヘルス
- 量子医学分野
などを用いて、あなたの症状を「解決するまで」そしてあなたのパートナーとしてお付き合いいたします。
そして、PartnerプランとCoachingプランの方は、出張整体やオンラインカウンセリングも無料で受けられます。
あなたの心身に今起こっているかもしれない、自律神経上のあらゆる問題点を見つめ直し、今まで何をしても改善しなかった症状改善のきっかけを当サイトで掴んで行ってください。